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飲食店のカスハラ対策 よくある場面と線引き、お店で用意しておくこと

更新日:2026年11月05日
飲食店のポイント:ピーク時はスタッフが手いっぱいで、アルバイトが一人で矢面に立ちやすい業種です。「店長を呼ぶ合図」と「営業時間・ラストオーダーの掲示」を決めておくだけで、多くの場面で線を引きやすくなります。

飲食店で起きやすい場面

場面正当な要望の範囲行き過ぎになり得る例
料理の間違い・異物謝罪と作り直し、場合により返金「今後ずっと無料にしろ」「土下座しろ」
閉店間際・ラストオーダー後の入店丁寧に頼まれる(お断りしてよい)「入れないならSNSに書く」と脅す、大声で居座る
待ち時間状況の説明を求める店員を長時間責め続ける、人格を否定する
酔ったお客様―店員への身体接触、絡み、ほかのお客様への迷惑行為
予約・キャンセルルールの確認無断キャンセルを繰り返したうえ、注意すると暴言

閉店間際のお客様、入れる?断る?

よく議論になるのが、閉店時刻の前でもラストオーダーを過ぎた時間の入店です。営業時間内である以上、お客様が「入れるだろう」と考えるのは自然なことです。一方で、厨房の片付けに入っていれば料理を出すのは難しいのも事実です。

ここで大切なのは、営業時間とラストオーダーを店頭や店内に掲示しておくことです。掲示があれば、丁寧にお断りする根拠になります。お持ち帰りできるものを提案するなど、代わりの案があるとお客様の受け止め方も変わります。

ただし、断られたことに怒って大声を出し続けたり、SNSへの投稿をほのめかして入店を迫ったりすれば、それは求め方として行き過ぎです。

お店で用意しておくこと

  1. 営業時間・ラストオーダーの掲示(店頭と店内の両方)
  2. カスハラに関する掲示(「従業員への暴言や過度な要求はお断りします」)
  3. 店長を呼ぶ合図(ホールとキッチンで決めておく。ピーク時でもすぐ交代できるように)
  4. 対応フロー一枚(話を聞く→責任者に交代→線を引く→退店のお願い→危険なら110番)
  5. 記録の様式(その日のうちに残す)

アルバイトへの伝え方

飲食店はアルバイトの比率が高く、入れ替わりもあります。新しく入った人にも、最初のシフトの日に「困ったお客様がいたら、一人で対応しないで店長を呼んでいい」と伝えておきましょう。指針でも、パート・アルバイトを含むすべての労働者が守られる対象です。

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参考にした公的資料

※この記事は公的資料をもとにした一般的な解説で、法的助言ではありません。個別の事案や就業規則への反映は、社会保険労務士・弁護士等にご相談ください。内容は更新日時点の情報です。

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