ポスターに入れたい4つの要素
- 感謝と姿勢:「いつもご利用ありがとうございます。ご意見・ご要望には真摯に対応します」
- 目的:「従業員が安心して働ける環境を守るため」
- お断りする行為の具体例:暴言・侮辱・脅迫、暴力、土下座など謝罪の強要、長時間・繰り返しの拘束、従業員の無断撮影やSNSでの誹謗中傷、性的な言動
- お店の対応:「対応を中止し、ご退店をお願いすることがあります。悪質な場合は警察に相談します」
やってはいけない書き方
| 避けたい表現 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 「クレームお断り」 | 正当な指摘まで拒んでいるように見える | 「ご意見には真摯に対応します。ただし、次の行為はお断りします」 |
| 「迷惑客は出入り禁止」 | 攻撃的で、ほかのお客様が不快に感じる | 「悪質な場合は、ご退店をお願いすることがあります」 |
| 行為を書かずに「カスハラ禁止」だけ | 何がだめなのか伝わらない | お断りする行為を具体的に並べる |
業種に合わせた一行を足す
共通の例に加えて、業種でよく起きる行為を一行足すと、お客様にも従業員にも伝わりやすくなります。
- 飲食店:正当な理由のない作り直し・無料提供の強要、閉店後の居座り
- 美容室:施術後の不当な全額返金の強要、スタッフへの身体接触や連絡先の要求
- 介護・福祉:職員への暴力や性的な言動、契約にないサービスの強要
- クリニック:診察順の割り込み要求、根拠のない診断書・処方の強要
どこに貼る?
- 入口・レジ横:お客様の目に入る場所。トラブルのとき「掲示のとおり」と示せる
- 休憩室:従業員向けの基本方針と相談窓口のお知らせを並べて貼る
- SNS・予約ページ:来店前に方針を知ってもらえる
掲示だけでは義務を満たしたことにはならない
お客様向けの掲示は大切な第一歩ですが、指針が求めているのは、方針の周知、相談窓口、発生時の対応、相談者の保護まで含めた体制です。小さな店がやるべき5つのこともあわせて確認してください。
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参考にした公的資料
※この記事は公的資料をもとにした一般的な解説で、法的助言ではありません。個別の事案や就業規則への反映は、社会保険労務士・弁護士等にご相談ください。内容は更新日時点の情報です。